ID : 3980
公開日 : 2007年 6月 3日
タイトル
ベトナム:林業分野、原料の輸入依存脱却がカギ
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新聞名
HOTNAM
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元URL.
http://www.hotnam.com/news/070602123246.html
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元urltop:
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写真:
 
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 農業農村開発省林業局によると、林業分野ではこれまでに420件・総額13億ドルの外国投資を誘致、うち3億3,000万ドルが実行されている。だが専門家は、木材原料の確保、現代的な木材加工・林産業の発展に向けて、80億ドルの投資が必要と言う。
 ベトナム林業界は現在、内外の大きな投資を必要としている。林業局Nguyen Ba Ngai副局長によると、ベトナムの木材加工・林産業は現在、低い植林コスト、高まる原料需要など有利な状況にあり、一部企業はすでに、短期事業としての原料生産のための植林に投資している。だが全体でみれば、植林地がさほどないことから、投資はあまり多くない。
 現在全国には311万haの自然林、138万haの植林地があるが、数万ha規模の集中した原料用森林は不足している。ドイツ技術協力公社(GTZ)のLaslo Pancel氏によると、家族単位の小規模植林が多いことが、大規模植林の発展を阻害しており、またこれが、林業分野の外国投資が主に木材、林産物加工、輸出活動に流れている原因という。
 現在ベトナムは、硬材輸入で最も高い成長率を記録している。木材輸出・木製品産業は成長率20%を維持、今年第1四半期の原料輸入は1億9,900万ドルに達し、前年同期比で56%増加した。主な輸入元はマレーシア、ラオス、中国、米国、タイ、ニュージーランドだ。
 原料の80%を輸入に頼っていることから、ベトナム木製品の競争力は低く、大規模、恒常的な発注にも対応できない。木材・林産物協会Nguyen Ton Quyen副会長は、取引先を主体的に選べない企業の多くは、世界の木製品市場の変動に大きく左右されているという。
 合板、圧縮板生産、紙パルプ用原料も国内需要を満たしていない。GTZによると、製紙分野だけでも工場300カ所で、2006年には65万トンのパルプを輸入している。Laslo Pancel氏によると、輸入原料依存はベトナムの木材加工産業の競争力を減退させるため、原料林の開発促進が今後のベトナム林産業の生き残る道になる。