ID : 4002
公開日 : 2007年 6月 4日
タイトル
農家とNPO 「里づくりの会」結成
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007060400122&genre=K1&area=K1I
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元urltop:
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写真:
 
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京都市伏見区深草地域で、放置竹林の再生を目指そうと、地元の農家とNPO法人(特定非営利活動法人)などが「深草月とうずらの里づくりの会」を結成し、5年がかりで深草北部の整備を行う計画を立てている。活動には、伏見工高(同区)の生徒も加わり、間伐した竹を使った稲荷山散策の看板づくりなどを担ってもらう。
 深草地域は古くから竹林が多く、タケノコの名産地として知られる。しかし、近年、タケノコ生産農家の高齢化と後継者不足で竹林が放置され、荒廃するケースが増えている。市東部農業指導所(同区)によると、深草地域の竹林面積は27ヘクタールで、うち半分ほどは手入れが不十分な状態という。
 JA京都市深草支部、NPO法人「京都・深草ふれあい隊 竹と緑」、地元農家でつくる「深草ふれあい農業体験団」が「深草月とうずらの里づくりの会」を結成し、本年度から5年間、地域ぐるみでの取り組みを支援する国の「農地・水・環境保全向上対策」の事業を受けることになっている。
 計画では、2011年度までの間に、深草地域北部に広がる38ヘクタールの農振農用地を対象に、竹林や畑、農道、水路の整備をはじめ、ため池の泥上げや清掃、景観を改善する活動を行う。年間100万円前後の助成が受けられる予定という。
 本格的な活動は、5月中旬、同区の立命館高東側のため池周辺で始まった。同会のほか、課題研究の一環で伏見工高産業デザイン科の2年生37人が参加し、竹を間引いた後、桜の木以外の雑木を伐採し、焼却した。約2時間の活動で、北側にそびえる稲荷山がよく見えるようになった。
 同高の生徒たちは、不要な竹を用いて稲荷山散策に役立つ看板や竹に関するパンフレットを1年間かけて制作する。岡田光紗枝さん(16)は「山をのぼる人たちの記憶に残るような看板を作りたい」と意気込んでいる。
 同会の尾崎進会長(69)は「農家は高齢化しており、間伐などをするにも人集めだけで大変。地域のみなさんの協力をいただけるのでありがたい」と話している。