ID : 5239
公開日 : 2007年 11月 4日
タイトル
温暖化防止に向けて『まず行動しよう』
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新聞名
JanJan
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元URL.
http://www.news.janjan.jp/world/0711/0711045117/1.php
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元urltop:
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写真:
 
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 地球は現在、深刻な気候変動の脅威に直面している。温暖化の影響で、北極海を覆う氷の面積が過去最小を記録し、最新の報告書では海洋や森林のCO2吸収量が低下しているといった事実が明らかになった。
 米国コロラド大学『アメリカ雪氷データセンター(National Snow and Ice Data Centre: NSIDC)』の首席研究員、Ted Scambos氏は「地球温暖化は今や我々の生命を脅かす大きな問題になっている。大気中からのCO2を吸収するという生態系の重要な働きは、予想以上の速さで崩れてきている」とIPSの取材に応じて語った。
 人類の活動により生じたCO2排出量の約半分は、森林、その他の植生、海洋などの自然により吸収される。しかし、最新の研究によると、近年これらCO2の排出と吸収の均衡が保たれない状況にあるという。例えば、人間が生み出すCO2の約15%を吸収すると予測されている熱帯雨林の成長が気温上昇による炭素吸収率の減少により、成長速度が低下している。
 生物科学雑誌『Proceedings of the Royal Society B』誌は、種の大量絶滅は温暖化による海洋温度の上昇と密接な関係があると発表。ヨーク大学の生態学者、Peter Mayhew氏は「温室効果ガスを削減しなければ、100年ほどで生物種が絶滅する可能性がある」と警告した。
 Scambos氏は、炭素吸収能力の低下が海洋の温度上昇にも関係していることを指摘し、今夏過去最小を記録した北極海の海氷面積について懸念を示したうえで、地球規模での早急な対応を訴えた。
 温暖化が及ぼす様々な影響について報告する。(