ID : 4171
公開日 : 2007年 6月22日
タイトル
薪ストーブに「カラマツの間伐材」を
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=7520
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元urltop:
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写真:
 
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薪(まき)ストーブを、導入が期待できる新エネルギーとして位置付ける富士見町は、町内に豊富な針葉樹カラマツ林の間伐材を薪として活用し、森林の荒廃防止にもつなげようと、今秋から新事業を始める。薪ストーブ利用者に間伐作業を手伝ってもらう代わりに、伐採したカラマツを薪として提供する試み。山で汗を流すストーブ利用者と、間伐を行う山林所有者の双方を7月20日まで募集している。
 町が昨年度末までに策定した「町地域新エネルギービジョン」では、「できるだけ化石燃料に頼らない、導入可能なエネルギー」としてバイオマス、太陽光発電、風力発電、ハイブリッドカーを挙げた。大規模施設は建設せず、豊かな森林資源、恵まれた日照時間など身近な自然エネルギーを生かす基本方針を作成。プロジェクトの第一として、木質バイオマスの利用拡大、家庭への薪ストーブ導入促進を打ち出した。
 薪ストーブはコスト面から薪の自給が理想的。町は利用者の要望を受けて「自分たちで汗を流し、薪を確保する」プログラムを作成した。
 具体的には、ストーブ利用者がカラマツ林を間伐するなど森林の整備に従事。労力を提供する見返りとして、切り出した木材の提供を受け、冬場の燃料に使用する。
 ビジョンでは、間伐で山が元気になり、薪ストーブが普及することで灯油の消費量を削減、地球温暖化防止にも貢献できる、と相乗効果に期待する。
 カラマツは火力が強く、薪ストーブには不向きとも言われるが、町総務課企画統計係では「朝と夜で針葉樹と広葉樹を使い分ける利用者もいる。地元カラマツを十分活用できるストーブの普及が望ましい」といい、購入費の助成制度も検討課題としている。
 町内は 山林が全町面積の7割を占め、多くが戦後になって植林したカラマツ林。間伐作業は山林の荒廃防止と、有害鳥獣から農地を守るため必要だが、林業従事者の不足、資金不足で 整備は十分に進まないのが現状。同係は「私有林、区有林のほか、財産区所有林の荒廃化も進んでいる」とし、山林所有者の申し込みを呼び掛けている。
 問い合わせは、申し込みは同係(電話0266・62・9332)へ。