ID : 4678
公開日 : 2007年 9月10日
タイトル
「僕らの机、木の香り」 学校備品も地元産人気 兵庫
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200709100028.html
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元urltop:
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写真:
 
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兵庫県丹波市は2学期から市立小学校25校の1年生計約720人の机といすを地元産のヒノキ製に取り換えた。一方、大阪府の府立高校で長年使われてきた「連結机」が、09年度末までにすべて姿を消す見通しになった。
 丹波市氷上町成松の市立中央小学校では始業式があった3日から、1年の2クラスにヒノキの間伐材で作った真新しい机がそろえられた。高さ調節ができ、卒業まで使える。愛着を持ってもらえるよう8月下旬に体育館で、親子で一緒に組み立てたという。授業が始まり、傷一つない机の上にノートを広げた子どもたちは「木の香りがするよ」と満足そうに話した。
 子どもたちに木のぬくもりに親しんでもらうことや、地域の山林保護、地元の木工業者の振興などが導入の目的。1セット約2万1000円で、従来のスチール製の2倍近くするが、4年前に市島地域の5小学校に先行導入され、「自分の机として児童が大切に使っている」などと上々の評判だったことから全市に広げることになった。来年以降も新入生に導入し、5年後にはすべての児童に行き渡らせる計画だ。
 一方、連結机は、その名の通り机といすが一体になっている。大阪以外ではほとんど使われておらず、隠れた「大阪名物」だった。
 生徒の急増で高校が相次ぎ新設された1960~70年代に、「壊れにくい」などの理由で導入されたらしい。その後、生徒の体格が大きくなり、17歳男子は30年ほど前に比べ、身長が2センチ近く伸び、体重も4キロ以上増えた。学校や生徒からは「きつい」「いすを自由に動かせないと不便だ」「姿勢が悪くなる」といった不満が出るようになった。
 そこで、府教委は00年度から、分離型への切り替えを始めた。06年度までに計約8万7000台の更新を終えた。今年度は36校で9916台(単価1万1025円)を買い替え、導入率は約86%に。残る約1万5000台は09年度までに交換し、切り替えはほぼ10年で完了する見込みになった。