ID : 4707
公開日 : 2007年 9月13日
タイトル
紀の国森づくり基金活用 公募から47事業採択
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新聞名
紀伊民報
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元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=131634
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元urltop:
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写真:
 
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本年度から県民1人当たり年間500円を徴収して森林保全などに充てる「紀の国森づくり基金」の活用について、県は12日、47件の事業を発表した。田辺市など自治体による14件の事業が採択事業額(1億519万円)の7割近くを占めた。
 仁坂吉伸知事は同日の定例記者会見で「本年度は1億5000万円ほどの税収を見込んでおり、その範囲内で収まっている」と述べた。
 基金の活用については、県が市町村や県内の団体を対象に、森林を守るための活動事業を公募した。48件の応募があり、基金運営委員会の審議でビジネス性が強かったとする1件を除き、47件を採択した。
 採択されたのは、12市町の14件(7013万5000円)、NPO法人の8件(825万6000円)、任意団体の25件(2680万円)だった。
 事業内容は、荒廃森林の間伐、広葉樹の植栽、里山の復元などの活用のほか、児童生徒の林業体験や、間伐材によるベンチなどの作成、スギやヒノキの利活用の研究などがあった。
 仁坂知事は、今回の公募とは別に、自民党県議団から提案があった花粉症対策の研究事業も行う方針で200万円を計上する考えという。
 紀南地方で採択された事業は、自治体では、みなべ町の「みなべ町自然樹林再生事業『みなべ百年の森づくり』」、田辺市の「伐採跡地の森林再生」「みどりの古道整備」、上富田町の「口熊野の森(水源涵養・景観整備)」、太地町の「自然公園の町づくり」。
 NPO法人では、ええとこねっと龍神村(田辺市)の「森との共生・森の未来創造」、南紀こどもステーション(同)の「ツリークライミングによる森林空間体験」、花つぼみ(同)の「森とあそぼう~間伐材を生かした地域ふれあいガーデニング」。
 任意団体としては、切目川エコクラブ(印南町)の「ビオトープで森づくり」、田辺市中山路小学校PTAの「ツリークライミングによる森林空間体験」、紀南地域地球温暖化対策協議会(上富田町)の「木の国備長知恵の環大作戦」、富田川治水組合(同)の「富田川恵みの森体験」、那智勝浦町那智山区の「那智山景観保全」、色川地域振興推進委員会(那智勝浦町)の「森と人の共生空間の創造事業」。
 紀の国森づくりの条例は、2005年12月県議会で、自民党県議団主導の議員提案によって成立。「紀の国森づくり税」条例と、この条例で徴収した税を積み立てる「紀の国森づくり基金」条例からなる。
 07年度から5年間、個人県民税に年額500円、法人県民税に資本金に応じて1000~4万円を上乗せして徴収する。5年間で約13億円の税収を見込んでいる。